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2026-07-26

問い合わせ対応を自動化する5つの方法|少人数の会社向けに比較

問い合わせ対応を自動化する5つの方法|少人数の会社向けに比較

毎日届く問い合わせへの返信で、気づけば午前中が終わっている。営業中は電話対応で作業が中断され、夜間や休日の問い合わせは翌営業日まで放置になってしまう。少人数で事業を回している会社では、問い合わせ対応が経営者やスタッフの時間を静かに削っていきます。

この記事では、問い合わせ対応を自動化する主な手段を5つ取り上げ、手間・対応範囲・向き不向きを比較します。ITが得意でない会社でも取り組める選択肢まで含めて整理しますので、自社に合う方法を選ぶ材料としてご活用ください。

問い合わせ対応の自動化は「どこまで任せるか」で選ぶ

結論から言うと、問い合わせ対応の自動化は「どの手段が優れているか」ではなく「自社がどこまでを任せたいか」で選ぶのが失敗しにくい方法です。

自動化の手段は、FAQページのように自社で作って自社で運用するものから、構築も運用も外部に任せる「丸投げ型」まで幅があります。社内にITに詳しい人がいて時間も確保できるなら自社運用型が候補になりますし、本業に集中したい・詳しい人がいないという会社なら、はじめから代行型を検討したほうが結果的に早く運用に乗ることが期待できます。

まずは自社の状況を、次の2つの質問で確認してみてください。

  • 問い合わせ対応の仕組みづくりに、社内の誰かが継続的に時間を使えるか
  • ツールの設定やメンテナンスを自社でやりたいか、任せたいか

この答えによって、後述の5つの手段のどれが現実的かが変わってきます。

問い合わせ対応が少人数の会社を圧迫する3つの構造

問い合わせ対応の負担は「気合いで頑張る」では解決しにくい、構造的な問題です。多くの会社で共通するのは次の3つです。

1. 同じ質問が繰り返し届く

営業時間、料金の目安、予約方法、返品条件。問い合わせの多くは、聞かれる内容がある程度パターン化しています。同じ回答を毎回人が書いている状態は、時間の使い方としてもったいない部分です。

2. 営業時間外の問い合わせを取りこぼす

お客様が問い合わせをしたくなるのは、仕事が終わった夜や休日であることも少なくありません。返信が翌営業日になるあいだに、他社に流れてしまう可能性もあります。営業時間外の空白は、目に見えにくい機会損失になり得ます。

3. 対応が特定の人に集中する

「この質問はあの人しか答えられない」という状態になると、その人が不在の日は対応が止まり、休みも取りにくくなります。回答の質が人によってバラつく原因にもなります。

この3つはいずれも、人を増やさなくても「仕組み」で軽減が期待できる部分です。次のセクションで、その手段を比較します。

なお、問い合わせに答える手段ではなく、問い合わせ自体を発生させない上流の対策は 問い合わせを削減する5つの方法 で扱っています。AI導入をどの業務から始めるかという段階であれば 小さな会社のAI導入は何から? が出発点になります。

自動化の主な手段5つを比較

結論として、主な手段は次の5つです。下に行くほど「自社の手間が少なく、任せる範囲が広い」並びになっています。

問い合わせ自動化5つの手段を任せる範囲の軸で並べた図解

手段 初期の手間 運用の手間 対応できる質問の幅 24時間対応
1. FAQページの整備 中(自社で執筆) 中(自社で更新) 掲載した内容のみ。探してもらう必要がある ○(ただし読むのはお客様任せ)
2. メール定型文・テンプレート 定型質問のみ。送信は人が行う ×(人の稼働時間に依存)
3. シナリオ型チャットボット 中〜大(分岐設計を自社or業者で) 中(分岐の追加・修正) 用意した選択肢の範囲のみ
4. AI型チャットボット(ツールを自社運用) 中〜大(資料整備・設定・チューニング) 中〜大(精度の調整・更新) 学習させた範囲で柔軟に回答
5. 構築代行型のAI窓口 小(資料を渡す) 小(更新も依頼ベース) 学習させた範囲で柔軟に回答

それぞれ簡単に補足します。

1. FAQページは最初に取り組みやすい手段ですが、「お客様が自分で探して読む」ことが前提のため、問い合わせ削減の効果は導線設計に左右されます。

2. メール定型文は今日から始められる一方、送信するのは人なので、対応時間の問題は残ります。

3. シナリオ型チャットボットは「よくある質問を選択肢から選んでもらう」方式です(生成AI型との仕組みの違いは チャットボットとAIの違い で解説しています)。想定内の質問には安定して答えられますが、選択肢にない質問には対応できず、分岐が増えるほどメンテナンスが大変になります。

4. AI型チャットボット(自社運用)は、資料を学習させて自由な文章の質問に答えさせる方式です。柔軟な反面、資料の整備・回答精度の確認・チューニングといった運用を自社で担う必要があり、担当者を置けるかがポイントになります。

なお、AIで自動化するのではなく人に任せる「外注」という選択肢との違いは 問い合わせ対応の外注とAI窓口の違い で整理しています。

5. 構築代行型のAI窓口は、資料を渡せば構築から運用まで専門スタッフが代行する方式です。たとえば当社が運営する「AIマドグチ」は、商品資料・マニュアル・FAQをお預かりして専任スタッフがAIを構築し、お客様や従業員からの問い合わせにLINEで24時間対応する仕組みを提供しています。利用者側はLINEで友だち追加するだけで、アプリのインストールも不要です。社内に詳しい人がいなくても始められる一方、構築に2〜4週間程度の期間がかかる、対応チャネルがLINE中心といった特徴もあります(詳細は後述します)。

自動化が失敗する典型パターン

結論として、自動化の失敗の多くはツールの性能ではなく「導線・精度・運用」のいずれかでつまずいています。導入前に次の3つを確認しておくと、失敗の回避が期待できます。

導線が悪くて使われない

FAQページやチャットボットを設置しても、お客様がその存在に気づかなければ問い合わせは減りません。お客様が普段使っている接点(多くの場合はスマートフォン)に窓口を置けているかが重要です。LINEのように日常的に開くアプリを窓口にする方法は、この導線問題への一つの答えになります。

回答の精度が低くて信頼を失う

的外れな回答が続くと、お客様は「ここに聞いても無駄だ」と判断し、二度と使ってくれなくなります。特にAI型の場合、間違った内容をもっともらしく答えてしまうリスクへの対策が欠かせません。この点は次のセクションで詳しく説明します。

更新が続かず情報が古くなる

料金改定や新商品への対応が止まると、自動応答が誤案内の発生源になってしまいます。自社運用型を選ぶ場合は「誰が更新し続けるのか」を導入前に決めておくことが大切です。更新まで任せられる代行型を選ぶのも一つの方法です。

ビジネス利用では「答えない設計」が重要になる

結論から言うと、会社の窓口としてAIを使う場合は「何でも答える賢さ」よりも「答えられる範囲の正確さ」を優先すべきです。

AIチャットの業務利用で最大のリスクは、もっともらしい誤答(ハルシネーション)です。個人が調べ物に使う分には笑い話で済みますが、会社の窓口としてのAIの回答は「会社の発言」として受け取られます。存在しない割引を案内したり、できない納期を約束したりすれば、その後始末をするのは人間です。

この問題への現実的な対策が「知らないことは答えない」設計です。AIマドグチでは、学習した資料にない質問を受けた場合、AIが無理に推測で答えるのではなく、「確認して担当者からご連絡します」といった問い合わせ窓口への誘導に切り替える設計を採用しています。これは、ビジネス利用では答えられる範囲の正確さのほうが重要だという運営上の考え方に基づくものです。

あわせて、見積り金額・納期・法的な判断といった「AIが確約してはいけない領域」をあらかじめ応対ルールとして設定しておくことも重要です。自動化を検討する際は、ツールの賢さだけでなく、こうした「答えない側の設計」ができるかどうかを確認することをおすすめします。

なお、AIであることを利用者に明示するのも大切な設計です。人間の担当者と誤認させる運用は、短期的には便利に見えても、気づかれたときに信頼を損ないます。

丸投げで自動化する場合の導入の流れ

結論として、構築代行型を選んだ場合、企業側の作業は「資料を渡すこと」がほぼすべてです。AIマドグチを例に、導入の流れを紹介します。

  1. ヒアリング: 現在の問い合わせ状況や課題を確認します(30分程度・無料)
  2. お見積り・ご契約: 内容に応じた個別のお見積りを提示します
  3. 構築・テスト: 商品資料・マニュアル・FAQなどをお預かりし、専任スタッフがAIを構築します(通常2〜4週間程度。お急ぎの場合は追加料金での短縮構築をご相談いただけます)
  4. 運用開始: お客様・従業員はLINEで友だち追加するだけで利用開始。応対履歴は管理画面で確認できます

構築の際、お預かりした資料をそのまま機械的にAIへ流し込むわけではありません。専任スタッフが「よくある質問の言い回しのゆらぎ」や「答えてはいけないこと」を整理しながら知識ベースを作り込みます。導入企業に技術的な作業をお願いしない形を取れるのは、この工程を人が担っているためです。

一方で、正直にお伝えしておきたい点もあります。

  • 構築に日数がかかります: テンプレート型のツールのように即日開始はできず、通常2〜4週間程度の構築期間が必要です(お急ぎの場合は、追加料金での1週間程度の短縮構築を別途ご相談いただけます)
  • 対応チャネルはLINE中心です: 電話応対そのものや、Webサイト埋め込み型のチャットは対象外です
  • 料金は公開していません: 内容に応じた個別お見積りのため、まずはご相談いただく形になります

これらが許容できるか、自社の問い合わせの実態(お客様はLINEを使う層か、即日始める必要があるか)と照らして判断していただくのがよいと思います。

よくある質問

問い合わせ対応の自動化には何から手をつければよいですか?

まず「実際に届いている問い合わせの棚卸し」から始めることをおすすめします。直近1〜2ヶ月の問い合わせを見返し、繰り返し聞かれている質問を書き出してみてください。パターン化された質問が多いほど自動化の効果が期待でき、そのリスト自体がFAQやAIの学習資料の土台になります。

ITに詳しい社員がいなくても自動化できますか?

可能です。ただし手段選びが重要になります。自社運用型のツールは設定やチューニングの担当者が必要になるため、詳しい人がいない場合は構築代行型が現実的です。たとえばAIマドグチの場合、企業側の作業は資料の提供が中心で、構築・運用は専任スタッフが代行します。

AIが間違った回答をしてお客様に迷惑をかけませんか?

そのリスクはゼロにはできませんが、設計で大きく抑えることが期待できます。ポイントは「知らないことは答えない」設計になっているかどうかです。学習した資料にない質問には推測で答えず、担当者への引き継ぎに切り替える方式であれば、もっともらしい誤答がお客様に届く場面を減らせます。また、金額や納期の確約を禁止するなどの応対ルールをあらかじめ設定しておくことも有効です。

電話の問い合わせも自動化できますか?

この記事で紹介した手段は、いずれも電話応対そのものを自動化するものではありません。現実的なアプローチは「電話でなくても解決できる質問を、電話の手前で解決する」ことです。LINEやFAQで定型質問に24時間答えられる窓口を用意すると、電話は本当に会話が必要な用件に絞られていくことが期待できます。電話応対の完全な代替ではない点は、正直にお伝えしておきます。

問い合わせ対応の自動化、まずはお気軽にご相談ください

貴社の資料・FAQをもとに、専任スタッフが「会社専用のAIサポート窓口」をLINE上に構築します。
構築・運用はすべて代行。料金は内容に応じた個別お見積りです。

AIマドグチのサービス詳細を見る メールで相談する(all@bright39.com)

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